インプラント治療の流れについて解説します。
まず、インプラント治療をお受けになる前提として、歯を抜かなけらばならない、或いはすでに歯を抜いた状態であることが必須です。
ここでは、歯をすでに抜歯してあることを前提に解説していきます。
下顎大臼歯が歯根破折により抜歯となった。通常、抜歯してから骨が回復するまでおおよそ3~6か月ほどの治癒期間が必要。インプラント治療は基本的には骨が治癒した状態から行うことが多い。
インプラント埋入手術後。歯肉を縫合するので、術後の出血はほとんどない。骨が十分にあるケースでは、10~15分程度の処置で終わることが多い。
インプラント手術2か月後。骨とインプラントが結合するのに、1~3か月ほど安静期間を置く。インプラントの表面性状や骨の硬さにより、骨と結合するスピードは異なる。
インプラントにチタン・アバットメント(土台)をネジで装着したところ。この上に歯を制作していく。
アバットメントの上にセラミッククラウンを被せた。インプラント治療の最大のメリットは、両隣の歯を削らずに済むこところにある。機能的にも審美的にも満足いく結果となった。
歯を抜いた場合、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3通りの治療法があります。
それぞれ一長一短がありますが、自分の歯に最も負担をかけない治療法はインプラント治療です。
骨の十分にあるところに行うインプラント治療は、根管治療などに比べれば遥かに容易な治療ではありますが、治療方法の選択に当たっては、それぞれのメリット・デメリットを十分に考慮することが重要といえるでしょう。
詳しくは、担当の先生にご相談してみましょう。