差し歯、特に保険の差し歯や昔に入れたメタルボンド(メタルセラミック)は、歯と歯茎の境目が黒くなりやすく、装着して年数が経つと、審美的に問題になってきます。
このような被せ物の材質によるブラックマージン以外にも、ご自身の歯根の変色によるブラックマージンも審美障害となります。
初診時口腔内。上顎前歯に3本のメタルセラミック・クラウンが装着してある。被せ物の適合が甘く、歯と歯茎の境目は黒くなっており、審美性を損ねている。セラミッククラウンの色も自分の歯と合っていない。ホワイトニングを行った上で、セラミッククラウンのやり替えを行うこととした。
治療後口腔内。ホワイトニングを行ったことにより、全体的に明るい口元になっている。オールセラミッククラウンは歯茎との調和も良く、自然な仕上がりとなっている。
神経を取った歯は、次第に色が暗くなるため、歯茎が退縮を起こすと、再びブラックマージンを生じる可能性があります。
ブラッシングは、強く雑に行うと、歯茎が退縮を起こしやすいため注意が必要です。
2~3歯づつを磨くように丁寧にブラッシングを行うと、歯肉退縮を起こりにくいです。
より良い状態を長く保つためには、定期的なメンテナンスはとても重要になります。
治療期間;2か月
治療費用;ホームホワイトニング¥27,500
オールセラミッククラウン¥132,000(1本)
治療によるリスク;適切なブラッシングやフロスを行わないと、虫歯や歯周病に罹患します。